こんにちは!ハイパーハウスです。
この記事では、注文住宅で後悔した失敗事例を解説します。
「一生に一度の買い物」ともいえる注文住宅で失敗するのは、非常に残念なことです。しかしながら、家づくりにおいて、必ずしも全てが満足にいくとは限りません。
そこでこの記事では、注文住宅における過去の失敗事例を挙げ、対策やポイントを紹介します。多くの失敗事例を事前に押さえながら、少しでも家づくりを成功に導きましょう。
【この記事でわかること】 ●間取り別に見る注文住宅で後悔した失敗事例と対策 ●注文住宅で失敗しないための注意点 |
目次
注文住宅で後悔した失敗事例:玄関
ここでは、玄関での失敗について解説します。
- ①狭かった・収納が足りなかった
- ②姿見を設置すればよかった
- ③照明スイッチが不便な場所についていた
- 上記3点について、順番に解説します。
①狭かった・収納が足りなかった
玄関が狭く、収納が足りない失敗はよくあるケースです。ベビーカーを置くスペースや、子ども用のボールを置くスペースが足りないなどの失敗談が多いようです。
例えば、靴を収納できるスペースが足りず、困ってしまう人も多くいます。
対策として、玄関に収納するべきものを事前に考慮して、玄関を設置することが重要です。さらに、多くの靴を収納できる下駄箱やシューズクローク、壁面を利用したフックなどを用いて、収納を増やすとより効果的です。
②姿見を設置すればよかった
姿見を設置しないことで、玄関に対して失敗したと感じるケースがあります。
多くの人が経験しがちな玄関での悩みとして、収納スペースが増えた一方で圧迫感が強まり、玄関が狭く感じられることが挙げられます。靴をすっきり収納できるので、見た目は広々と感じられますが、背の高い収納家具は実際の空間を圧迫してしまいます。
このようなケースでは、下駄箱を鏡で覆うことで解決できます。鏡で覆うことで、玄関がより奥行きのある広い空間に見え、外出前の身だしなみチェックにも便利です。
③照明スイッチが不便な場所についていた
玄関の照明スイッチが玄関から遠く、不便になる失敗例です。
解決策としては、照明をより利便性の高い場所に移設することです。他には、リモコンスイッチやセンサースイッチを導入することが挙げられます。
注文住宅で後悔した失敗事例:水回り
続いては、水回りの失敗事例を解説します。
- ④お風呂場のテレビは使わなかった
- ⑤お風呂場の動線が悪かった
- ⑥お風呂場の壁や床のメンテナンスが面倒だった
- ⑦洗面台がリビングから丸見えだった
- 上記4点について、順番に見ていきましょう。
④お風呂場のテレビは使わなかった
お風呂にテレビを備え付けたものの、「実際にはあまり使用しなかった」という声は少なくありません。魅力的に思えたお風呂のテレビは、日々の生活が忙しいと見る暇がないかもしれません。
お風呂場にテレビを付ける際は、実際の生活を具体的にイメージするのがおすすめです。わざわざテレビを備え付けても、使用しなければ費用の無駄となってしまいます。
⑤お風呂場の動線が悪かった
お風呂場の動線が悪い失敗事例も挙げられます。
例えば、玄関からお風呂場までの距離が遠いと、小さい子どもが廊下を泥まみれにしてしまうケースがあります。さらに高齢者にとっては、お風呂場までの行き来が困難になるでしょう。
お風呂場を設置する場所は、よく吟味するのがおすすめです。実際に使用する際の状況や、自身の環境にもよく配慮しておくことが重要です。
⑥お風呂場の壁や床のメンテナンスが面倒だった
お風呂場にカビが生えやすく、メンテナンスが面倒だと感じる失敗事例です。適切な対策を講じることで、メンテナンスを簡素化し、清潔で美しい状態を保つことができます。
例えば、防水性に優れたタイルやビニールシートを使用することで、水垢やカビの発生を抑え、メンテナンスが容易にできます。
湿気がこもるとお風呂場のカビや水垢が発生しやすくなるので、換気扇や窓を効果的に活用することも重要です。
⑦洗面台がリビングから丸見えだった
洗面台がリビングから筒抜けで、プライバシーが侵害されてしまうケースです。来客時に洗面台を使いにくいといった後悔も少なくありません。
この場合、洗面台とリビングを仕切るために引き戸やスクリーンを設置することが有効です。開閉可能にすることで、プライバシーを確保しつつ、必要に応じて空間を開放することができます。
注文住宅で後悔した失敗事例:キッチン
- 次に、キッチンの失敗事例を解説します。
- ⑧作業スペースが狭かった
- ⑨高さが自分に合わず使いにくかった
- ⑩奥行きが深く物が取りにくかった
- 上記3点について、見ていきましょう。
⑧作業スペースが狭かった
キッチンの作業スペースが狭かった事例があります。
例えば、ゴミ箱や冷蔵庫を置いた際、作業時に「案外狭かった」と感じるケースや、調理台に器具を置いたところ「作業スペースが狭かった」というケースです。
事前にキッチンに置く予定があるものを考慮の上、キッチンを設計することが重要です。
さらに、キッチンの作業スペースを常に整理整頓しておくことで、スムーズに作業が行える環境を保てます。必要なアイテムはすぐ手に取れるように配置し、不要なものは収納しておきましょう。
⑨高さが自分に合わず使いにくかった
キッチンの高さが身長に合っていない失敗は、よくある事例です。
キッチンは日常的に使用するものであり、高さが微妙に合わないだけでも不便さを感じたり、腰痛の原因になったりするおそれがあります。実際にショールームやモデルハウスなどに足を運び、キッチンの前に立ってみることをおすすめします。
⑩奥行きが深く物が取りにくかった
キッチン収納を十分に確保したくて奥行きを重視した結果、奥のアイテムを取り出すのが手間になってしまった失敗事例もあります。
実際、キッチンに収納するアイテムは比較的小さいものが多いので、奥行きよりも幅広い収納スペースの方が使いやすいことがあります。ただし、奥行きが深くても壁面を利用したフックや棚などで、利便性の高い収納を増やすことは可能です。
注文住宅で後悔した失敗事例:リビング
- 続いては、リビングの失敗事例を紹介します。
- ⑪想像していたほど広くなかった
- ⑫吹き抜けが寒かった
- ⑬床暖房は使わなかった
- 上記3点について、順番に見ていきましょう。
⑪想像していたほど広くなかった
リビングが期待していたほど広くないと感じることがあります。このような状況を避けるためには、家具の選び方やレイアウトの工夫を意識しましょう。
コンパクトな家具や壁面収納を活用してスペースを最大限に活かし、開放感のある雰囲気を演出することがポイントです。
間取りを再考することも有効であり、リビングと他の部屋とのつながりを見直すことで、より広々とした印象を与えられます。
⑫吹き抜けが寒かった
吹き抜けのあるリビングは、暖房が効きにくく寒かった失敗事例があります。
温度を保つためには、断熱材を入れるのが効果的です。さらに、窓を断熱窓にし、極端に大きな窓は避けると良いでしょう。
シーリングファンを取り入れると、上部に溜まった暖かい空気が循環するので、暖房の効率が上がる場合があります。
⑬床暖房は使わなかった
床暖房を設置したものの、光熱費が高くてほとんど利用されていないケースがあります。
特に、床暖房のある場所に家具が配置されると、暖房効果が損なわれることがあります。そのため、多くの人が「床暖房をキッチンに設置すればよかった」と感じているようです。
床暖房の設置場所を選ぶ際には、快適に過ごしたい場所を重点的に考慮することが重要です。
注文住宅で後悔した失敗事例:収納
- 続いては、収納の失敗事例を紹介します。
- ⑭実際に使う場所と収納が離れていた
- ⑮収納が足りなくなった
- ⑯屋根裏収納は使い勝手が悪かった
- 上記3点について、順番に見ていきましょう。
⑭実際に使う場所と収納が離れていた
使うべき場所の近くに収納がない失敗事例があります。例えば、掃除機を使いたいのに、その都度2階に行かなくてはならないケースです。
このようなケースを避けるためにも、使うべき場所の近くに収納を設けることがおすすめです。どこで何を使うのかを事前に把握しておくと、スムーズな生活を送れます。
⑮収納が足りなくなった
生活していくにつれて物が増え、収納が足りなくなった失敗事例もあります。
このケースでは、注文住宅を建てる前に購入するものをイメージしておくことが効果的です。収納が足りなくなると長期的に不便さが増すため、多めに収納を設けるのがおすすめです。
すでに収納が足りない人は、収納スペースにあるものを見直し、不要なものを整理する必要があります。必要のないアイテムを取り除くことで、収納スペースを有効活用できるでしょう。
⑯屋根裏収納は使い勝手が悪かった
屋根裏収納は、その都度階段を登らなければならないため、「使い勝手が悪かった」という失敗事例が挙げられます。
屋根裏収納は、めったに使わない物や軽い物を収納するのに適しています。どのようなものを収納するか、事前に考えておきましょう。
注文住宅で後悔した失敗事例:外観
- 続いては、外観の失敗事例を紹介します。
- ⑰駐車場・駐輪場が狭く使いにくかった
- ⑱家の雰囲気が周囲と合っていなかった
- ⑲デッキ・ベランダ・バルコニーが外から丸見えだった
- 上記3点について、順番に見ていきましょう。
⑰駐車場・駐輪場が狭く使いにくかった
駐車場や駐輪場が狭くて使いにくいと感じることは、よくある失敗事例です。狭いスペースでは、車や自転車の出し入れが困難となり、ストレスを感じることがあります。
駐車場を設置する際には、現在所有している車や、乗り換える予定の車を想定し、大きめのスペースを確保しておくことがおすすめです。目安としては、「車の幅+1m」だといえます。
駐輪スペースに関しても、自転車やバイクの数など、自身のライフスタイルに応じて確保する必要があります。
⑱家の雰囲気が周囲と合っていなかった
独創的な外観を重視するあまり、家の雰囲気が周囲と合わず、違和感が生じてしまうケースです。
外壁の色や素材、屋根の形状など、建物の外観を周囲の建築物に合わせて調整することが重要です。周囲の雰囲気に合ったデザインを選ぶことで、建物が調和し統一感が出るでしょう。
建築家やデザイナーに相談し、デザインやカラーリングについてアドバイスを受けることも有効です。専門家の意見を取り入れることで、より適切な外観や雰囲気を実現できます。
⑲デッキ・ベランダ・バルコニーが外から丸見えだった
オープンな外観にしたところ、デッキやベランダ、バルコニーが外から丸見えになってしまった失敗事例です。
対策として、見せたくない部分だけは見えないようにするセミクローズ外構があります。植物やフェンスなどで道行く人の視線を遮ることも手段の1つです。
注文住宅で後悔した失敗事例:費用
- 最後に、費用面の失敗事例を紹介します。
- ⑳予算を大きくオーバーした
- ㉑毎月の支払い負担が重かった
- ㉒メンテナンスコストを考慮していなかった
- 上記の事例について、順番に見ていきましょう。
⑳予算を大きくオーバーした
理想を詰め込むあまり、予算を大きく超えてしまう失敗事例があります。
経済状況を把握し、事前にメーカーに予算を伝えることが重要です。メーカーに依頼する際は、見積もりを慎重にチェックする必要があります。
オプションなどの追加費用については、必要かどうかをより詳しく精査することが重要です。
㉑毎月の支払い負担が重かった
金利の上昇や経済状況の変化により、毎月の支払いが苦しくなる失敗事例もあります。
家をローンで購入した場合、毎月返済しなければなりません。長期的な資金計画が甘いと、後悔することになります。購入前に、しっかりと計画を立てることが重要です。
㉒メンテナンスコストを考慮していなかった
建物や設備のメンテナンス費用を考慮せず、支払いに困ってしまうケースです。
建物や設備のメンテナンスに必要な費用を予算に組み込むことがおすすめです。建築や設備工事の際に、メンテナンス費用も含めた総費用を計算し、予算を確保します。
建物や設備に耐久性の高い素材を使用することで、メンテナンス頻度や費用を抑えられます。長期的な視野で見て、メンテナンスが容易な設計や構造を採用することも重要です。
注文住宅で失敗しないための注意点
- ここからは、注文住宅で失敗しないための注意点を解説します。
- ●理想のマイホームを具体的にイメージする
- ●住宅建築に関する知識を最低限は身につける
- ●実績が豊富で信頼できる建築会社に相談する
- ●相性の良い担当者と細部まで打ち合わせする
- 上記の4点について解説します。
●理想のマイホームを具体的にイメージする
まずは、自分たちの理想とするマイホームを具体的にイメージすることが重要です。間取りや外観、設備など希望する要素を明確にし、建築会社や設計士との打ち合わせで伝えましょう。
その際には、実際の生活をイメージしておくことが望ましいといえます。あらかじめ、自分の生活スタイルに合った住宅を選択することで、快適な生活を送ることができます。
●住宅建築に関する知識を最低限は身につける
すべての工程を業者に任せるのではなく、自分自身も当事者として最低限の知識を身につけることが重要です。
家を建てた後に、「理想としていた間取りや設備と異なっていた」と後悔しても遅いでしょう。最低限の知識を身につけた上で業者に相談すると、スムーズな交渉が実現できます。
●実績が豊富で信頼できる建築会社に相談する
理想を実現できる、実績が豊富で信頼できる建設会社を選ぶことが重要です。
インターネットで施工事例を見ることで、自分に合った業者を見つけられるでしょう。具体的には、担当者とのコミュニケーションが取りやすいか、アフターサービスが付いているかなどを確認するのがおすすめです。
●相性の良い担当者と細部まで打ち合わせする
自分にとって相性の良い担当者と、細部まで打ち合わせしておくことが重要です。
細かい部分で後悔しないためには、妥協しないことが重要です。しっかりと伝えておかないと、想像との相違が生まれてしまうでしょう。
注文住宅で後悔しないためには実績豊富な建築会社に相談しよう
家づくりにおいては、さまざまな失敗が生じます。後悔しないためには、自分に合った信頼できる業者に相談することが大切です。
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