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2023/07/22

  • おうち作りコラム

【住宅のプロが教える】断熱性・気密性とは?|メリット・デメリットも

こんにちは!ハイパーハウスです。
最近「断熱性」と「気密性」について考えている人、またはこれらの意味について深く知りたい人が多いようですね。
この記事では、断熱性と気密性の違い、それぞれのメリットとデメリット、そしてそれらがZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とどのように関連しているのかについて詳しく説明します。
新しい家を建てたい、または既存の家を改善したいと考えている皆様、断熱性や気密性を重視するべき理由を理解するために、ぜひ最後までお読みください。

断熱性と気密性の違い

断熱性と気密性、この2つの概念は新築住宅を計画する際に非常に重要です。
しかし、これらは何を意味し、なぜ重要なのでしょうか?

住宅における断熱性とは

断熱性とは、建物の壁や床、天井などが、外部からの熱の侵入や室内の熱の逃げを防ぐ能力を指します。
断熱性の高い家は、外部環境の気温変動による影響を受けにくく、エネルギー効率の高い冷暖房を実現できます。
冬でも暖房効率が向上し、夏でも冷房効率が良くなるため、エネルギー消費量の削減につながります。
断熱性を高めるためには、断熱材を壁や屋根に適切に設置することが重要です。

住宅における気密性とは

気密性とは、建物の隙間からの空気の漏れを防ぐ能力を指します。
家の窓やドア、壁と壁の接続部分などから空気が漏れると、室内の冷暖房エネルギーが無駄になり、さらには湿度やホコリの問題も生じます。
気密性が高い住宅は、外部からの風やホコリ、花粉などの侵入を減らすことができ、また、室内空気が外に逃げることを防ぐため、快適な室内環境を保ちやすくなります。
気密性を高めるには、建材の隙間をしっかりと封じる作業が必要です。

高断熱・高気密住宅のメリット

高断熱・高気密性の住宅には、多くのメリットがあります。以下にその主な点を6つ紹介します。

高断熱・高気密住宅のメリット①:冷暖房効率の上昇

高断熱・高気密住宅のメリットの一つ目は、「冷暖房効率の上昇」です。
断熱性と気密性が高いと、家の中の温度を一定に保つことが容易になります。
高断熱・高気密住宅は、外気の影響を受けにくいため、冷暖房効率が格段に向上します。
例えば、エアコンを使用する場合、冷暖房した空気が家の外に逃げることなく、効率良く部屋を温める、または冷やすことができます。
これにより、電力消費量を抑えることができ、電気料金を削減することが可能になります。

高断熱・高気密住宅のメリット②:家の中で温度差がほぼない

高断熱・高気密住宅のメリットの二つ目は、「家の中で温度差がほぼない」です。
高断熱・高気密な住宅は、室内全体に均一な温度を保ちやすい特徴があります。
通常、家の中でも場所によっては温度差が出るものですが、高断熱・高気密住宅では、その差をほぼ無くすことができます。
これは、日常生活の快適さに大きく関係します。

高断熱・高気密住宅のメリット③:内部結露が防げる

高断熱・高気密住宅のメリットの三つ目は、「内部結露が防げる」です。
高断熱・高気密な住宅は、室内外の温度差が少ないため、窓ガラスなどでの結露現象が起きにくくなります。
内部結露は、壁内にカビを発生させ、健康被害をもたらす可能性があります。
しかし、高気密性の家では、空気の出入りが少なくなるため、内部結露のリスクが大幅に減少します。

高断熱・高気密住宅のメリット④:外気に室温が左右されづらい

高断熱・高気密住宅のメリットの四つ目は、「外気に室温が左右されづらい」です。
高断熱・高気密な住宅は、外気の影響を受けにくいため、気温の急な変化や寒暖差の大きい地域でも、室内の温度が比較的安定します。
これにより、例えば夏場の暑さや冬場の寒さから、室内の快適な環境を維持することができます。

高断熱・高気密住宅のメリット⑤:遮音性が高い

高断熱・高気密住宅のメリットの五つ目は、「遮音性が高い」です。
高気密性の家では、外部の音が室内に入りにくいです。
交通量の多い道路沿いなどの騒音の多い環境でも、静かな居住空間を実現できます。
これにより、騒音問題に悩まされることなく、静かな室内環境を保つことができます。

高断熱・高気密住宅のメリット⑥:効果的に換気ができる

高断熱・高気密住宅のメリットの六つ目は、「効果的に換気ができる」です。
高気密住宅では、換気設備をうまく活用することで、新鮮な空気を確保しながら、室内の温度や湿度をコントロールすることが可能になります。

高断熱・高気密住宅のデメリット

しかし、高断熱・高気密住宅にはデメリットも存在します。それらを理解し、適切な対策を取ることが重要です。

高断熱・高気密住宅のデメリット①:夏場に熱気がこもる可能性がある

高断熱・高気密住宅のデメリットの一つ目は「夏場に熱気がこもる可能性がある」です。
高断熱・高気密な住宅は、外気の影響を受けにくいため、夏場に熱気がこもる可能性があります。
しかし、適切な換気計画と日射し遮蔽を組み合わせることで、この問題は軽減できます。
また現在では24時間換気システムが主流となっているため、課題と感じている方は少ないです。

高断熱・高気密住宅のデメリット②:シックハウス症候群への対策が必要

高断熱・高気密住宅のデメリットの二つ目は「シックハウス症候群への対策が必要」です。
高気密住宅では換気が不十分になりがちで、これが化学物質の濃度上昇を招きます。
これを避けるためには、適切な換気システムの設置や、低ホルムアルデヒドの建材の使用が必要です。
またこちらのデメリットも、現在では24時間換気システムが主流となっているため、簡単に対策は可能です。

高断熱・高気密住宅のデメリット③:建築コストが高い場合がある

高断熱・高気密住宅のデメリットの三つ目は「建築コストが高い場合がある」です。
しかし、初期費用が高くても、長期的に見れば冷暖房費の節約により、そのコストは回収できると考えられます。

ZEHとは?

最後に、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)という概念に触れておきましょう。
ZEHは、一年間のエネルギー収支がゼロになる家を指します。
これは、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用し、エネルギー消費を削減するための戦略の一つです。
高断熱・高気密性を持つ住宅は、ZEHの重要な要素となります。

まとめ:高気密・高断熱な家で快適に過ごそう

断熱性と気密性を理解し、それらのメリットとデメリットを熟知することは、新築住宅を計画する際に重要です。
高断熱・高気密住宅は、エネルギー効率、快適さ、健康に対する配慮という点で、素晴らしい選択肢となるでしょう。
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